ごちゃまぜNY vol.3 ニューヨークのプライド・パレード
私は根っからのエンタメ好きで、昔から「パレード」というものが大好きだ。
楽しそうに人々が行進する姿と、
それをとりまく人々に想いが伝染していく様子がたまらない。
ディズニーランドのエレクトリカルパレードから始まり、
パレードと聞くと胸を躍らせずにはいられなかった。
私が暮らしているニューヨークは、とにかくパレードが盛んだ。
皆さまご存知ハロウィンパレード、
人魚や海洋生物に扮した人々が練り歩くマーメイド・パレード、
アメリカの大きな祝日サンクスギビングに開催されるサンクスギビングパレードなど、
月に1度はパレードがあるといっても過言ではない。
その中で、私がここ数年欠かさず足を運んでいるのが毎年6月末、
ニューヨークの中心部マンハッタンで開催される性的マイノリティ(※LGBT)と
その支援者によって行われる「プライド・パレード」だ。
※LGBTとは(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー、Q=クィア)の略
アメリカでは毎年6月は「プライド月間」として、
性的マイノリティへの理解を深めるためのイベントやキャンペーンが各地で行われる。
その象徴でもあるのが「The March NYC Pride(プライド・パレード)だ。
パレード当日、街中が多様性を意味するレインボーカラーに染まる。
はじめてそのパレードを見た時、
人々から溢れでるパワーとそれによって一体となる街の空気に、
私はただただ圧倒されるばかりだった。
当事者もそうでない人も、
マイノリティであるとかないとかそんなことどうでもよくて、
誰もが自分らしく生きていいのだと。
すべての空気が、流れが、ポジティブなエネルギーに溢れていた。
趣旨に賛同するある銀行が掲げていた、あるフレーズが心に残った。
「Just Be You」 あなたらしく
ニューヨーク支部 宮本英実

GochamazeTimesCompany
全国各地にライターやプロボノを抱える編集社。タブロイド紙|GOCHAMAZE timesの季刊発行、および、地域の方々と共創するごちゃまぜイベントの定期開催により、地域社会の障害への理解・啓発|年齢・性別・国籍・障害有無に限らず多様な”ごちゃまぜの世界観”をデザインし続けている。
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NPO法人ソーシャルデザインワークス理事で現在ニューヨーク在住の宮本英実さんによる現地レポート。リアルな「ごちゃまぜ」をニューヨークから発信します。
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NPO法人ソーシャルデザインワークス理事で現在ニューヨーク在住の宮本英実さんによる現地レポート。リアルな「ごちゃまぜ」をニューヨークから発信します。